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​Botnicaldye​
Mushroomdye

​キノコ染め 日々雑記帳

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森へ

裏山には春頃から ポっと姿を現し、毎年同じファミリーで、同じような場所から賑わってくる。 

木の子とは見ようとしなければ 目に入っても来ない、不思議な生命体である。

 

足もとの地中には、積もった有機物の塊をこなしてくれる生き物たちが 沢山棲んでいること、それを意識し始めた日から、

木の子にも出逢えるようになった。

様々な色彩の愛らしい存在たち

(なかにはグロテスクなものも)とは、今では切っても切れない関係で、

観察して、同定、食べて、保存する。

そして染めてみることに。

このサイトは木の子染めをテーマにしていますが、木の子を通じて見えてくるあらゆる世界の感動を残していきたいと思う。

 

木の子は植物の生殖器である花や実の役目を担い、無数の網の目ような根っこである菌糸体が、

木の根っことも絡み合い繋がりあってネットワークをつくりあげている。

樹木の根の先端部分には「菌根菌」キンコンキンと呼ばれる微生物が棲み、菌類と樹木の間では生命の循環が行われているという。

 

木の子は「菌根菌の花」

花を咲かせる菌糸体に呼ばれて地下の迷路へ

目には見えない微生物たちが、地上の森の成長とすべてのいきものにかかわる「天然循環」サイクルに大きな役割を果たしている、

そんな心躍るイメージを持って、今日も深い森の地中を散歩する。

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ツリガネタケ/ Fomes fomentarius ②

更新日:5月23日


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ツリガネタケ  釣鐘茸

別  名 ヒメホクチタケ、ヒメツリガネタケ

中 国 名 木蹄層孔菌 mu ti ceng kong jun

英  名 tinder fungus , hoof fungus

学  名 Fomes fomentarius (L.) J.J. Kickx

分  類 坦子菌門 ハラタケ亜門 ハラタケ綱 タマチョレイタケ目(Polyporales)

科  属 タマチョレイタケ科  Polyporaceae  ツリガネタケ属


樹皮に側着し、柄は無い。

傘の形状は、正に釣鐘形で直径5cmにも満たない。

灰から白色に灰茶色の環状模様。


裏側は小さな管孔に覆われていて白色。

肉は木質で強靭。


ツリガネタケ (大型タイプ)は、伝統的 にフェルト素材 (アマドゥ Amadou) として帽子等のクラフト材料や、吸水力を活かしてフライフィッシングのフライドライヤーとして利用されている。

 
 
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